Granny’s
世界中のグラニーから学ぶあれこれ
Italy

mamma mia!なスパゲティ

「〇〇人はどうこう―」という国籍によるカテゴライズはナンセンスだという前置きをしつつ

イタリアではやたらといい声で堂々と、歌を歌いながら道を歩き、家では家事をし、

あるいは外で働く人をしょっちゅう見かけることがありました。

イメージ通りの陽気な雰囲気と安定した気候。燦燦と降り注ぐ太陽に自然と気分も上がります。

何よりさらにこの国を知る上でモチベーションを上げてくれるのはその食文化です。

旅をしていて感じる「食事を楽しむこと」の大切さ。ところによると食事はたのしむものというよりも

こなすような雰囲気があるときもあったので、せっかく美食の国にきたのだから外で食べることのできる

もの以外にも一般的に家庭で食べられている一皿も知りたいと思いました。

シンプルなのにリッチ!

例のごとく「友人の友人」をたよりにやってきたのはかの有名な観光地ヴェネツィアのすぐ近くに位置する街

メストレ。ホストをしてくれた友人のお母さんがすぐ近くに住んでいるとのことでご自宅にお邪魔することに。

誰もがイメージする水の都ヴェネツィアの観光客の多さとのギャップもありメストレはとても穏やかでリアルな

人の暮らしがある場所です。バスでたったの20分でこんなに世界が変わるものかと思ってしまう程ですが

それぞれにいいところがありそれぞれを知ることができたことは本当に貴重な訪伊体験のひとつでした。

今回イタリア北東部ヴェネト州の家庭料理「ビゴリインサルサ」を教えてくれたのはダニエラさん。

ご友人と交代で車を運転し、なんとルーマニアまでご旅行され帰ってきたばかりというエネルギッシュな

グラニーで、突然の訪問にも関わらずとても暖かく私を歓迎してくださいました。

まずはじめにダニエラさんが用意して下さったのはビゴリというスパゲッティより少し太めの

全粒粉で作られたパスタ。魚はアリチというカタクチイワシ、英語名のアンチョビでピンときました。

こちらはサルデ=マイワシより少し小ぶりのもので塩漬けになっているものを洗い、骨をとり、ほぐして

使います。次に玉ねぎを薄くスライスしパスタのゆで汁とともに色が透明になるまでじっくり時間をかけて

炒めます。その間に食前のアイスクリームを食べながらおしゃべり。ずっと気になっていた「mamma mia!」

という言葉も日本語でいうところの「なんてこったー!」英語でいうところの「oh my god!」という

ようなびっくりしたとき、困ったとき、嘆くとき、、などなど色んなニュアンスを含んだ感嘆を表す

言葉なのだと教えてくれました。母親中心のイタリア社会を垣間見る表現で面白い、、!

話に花を咲かせているうちに玉ねぎもしんなりいい具合に。あとはアリチと玉ねぎを混ぜ

オリーブオイルを加えたところにビゴリとあえるだけ。なんともシンプルな材料と工程なのにお味の方は

パスタの太さと具がとっても絶妙に絡んでシンプルさを感じさせない濃厚さ!パスタが太いので二つに

バキっと折って長さを短くするのはダニエラさん流なんだそう。魚や野菜など食材そのものの旨みがしっかり

あるから他で食べたイタリア料理も調味料に頼りすぎず満足感のあるものが多かった気がします。

使い方があってるのかはわからないけどおいしさに「mamma mia!」と叫びたくなる、

そんなイタリアの一皿でした。

Todays Granny’s 今日のグラニー

Daniela Modoloさん

ヴェネツィアの島でお生まれになり、子供のころにメストレへ。
旦那様はお仕事で世界各国にいらっしゃるため場所によっては旦那さんのいる海外で半年(前回はブラジルだったそう!)
ご自宅のイタリアで半年といった暮らしをされることもあるんだそうです。
インテリアもブラジル、エチオピア、インドなど各地から集まった置物や絵などとてもセンスの光る素敵なおうちで
現在はねこちゃんと過ごされています。「次来たときはうちにも部屋があるからね」ともおっしゃっていただき
今度はカーニバルのときかな、なんて言葉を交わしまた会える日がとってもたのしみなグラニー。