Granny’s
世界中のグラニーから学ぶあれこれ
Cambodia

SUSU/かものはしプロジェクトの現場で

カンボジアの平均年齢が20代だということをみなさんはご存知でしたか?

ポルポトの大虐殺があったことは、もちろん学校の授業でその事実は知っていたものの

それがたったの約30年前の出来事で、その被害は人口の3分の1以上にものぼったということは

恥ずかしながらわたしにとっては実際に訪れてみてやっと実感が沸いたことでした。

そしてこの国はその歴史を乗り越えているまだそのさ中でもあり、今まさにこれからたくさんのことが変わる

ところだということはアンコールワットの感動よりも、もっとリアルにカンボジアという国を印象付けました。

そうした背景もありこの国でのグラニー探しは半ばあきらめかけていたところ、

シェムリアップの観光フリーペーパーにとても目を引く広告を見つけました。

「勇気をもって次の一歩を踏み出そうとするとき カンボジアではSuSu!と声を掛け合います。

困難な状況でも笑顔をたやさず、夢に向かって歩み続けるクチャ村の女性たちが一つ一つ

心を込めて商品を手作りしています。 SUSUを手に取るあなたにも心からのSuSu!を。」

まるでわたしに向けられたメッセージなのではないか?!と思ってしまうほどタイムリーに

飛び込んできたその記事をよく見るとそれはカンボジアの農村最貧困層の女性たちのために

この2月に立ち上げられたばかりの鞄やサンダルのブランドのようでした。

おばあちゃんというカテゴリーに限らず興味を持った私は早速掲載されていたアドレスに

メールを送ってみることにしました。

働く若い女性たちとそれを支えるグラニー

飛び込みのアポイントにも関わらず掛け合って下さったのは認定NPO法人「かものはしプロジェクト」

の駐在スタッフとしてご活躍をされている横山さん。

かものはしプロジェクトは農村の最貧困層女性を雇用し安定した給料とライフスキルトレーニングを

提供するというもの。わたしが広告でみたSUSUはこのかものはしプロジェクトから派生したブランド

だったようです。横山さんによるとこのプロジェクトの対象となるのは18歳から30歳までの若い

女性だそうですが彼女たちが働く現場で給食を作っているおばあちゃんを紹介して下さるとのこと!

見ず知らずのどこの馬の骨かもわからない私にこんな計らいを頂け、二か国目にしてくじけかけて

いた私も俄然やる気を取り戻しました。

活動の現場となっているコミュニティーファクトリーと呼ばれる工房に足を運んでみるとそこには

たくさんの女性たちが和やかにも真剣に働く姿がありました。

始業は7時半から。9時に一度休憩をはさみ11時に給食を含む昼休憩、午後は17時までという

一日のスケジュールで、わたしが訪れた9時頃にはすでに給食の仕込みがはじまっていました。

今日の給食ご担当のKong Savornさんはコミュニティーファクトリー内で働く数少ない60代。

カンボジアの方はクメール語が公用語なので同じくこのコミュニティーファクトリー内で

英語を勉強されたというスタッフのKamsothさんに通訳に入ってもらい、お話を伺いました。

この日のメニューはかぼちゃにインゲン、なすと豚肉が入ったスープ。

Kamsothさんによるとクメール料理(カンボジア料理)は「基本はスープとごはん」なんだとか。

中でも王道の郷土料理は「ソムローコァコー」という野菜や肉、魚など具がたっぷりのスープ。

お隣のタイのスパイシーな料理に比べるとマイルドで優しい味が多いのがクメール料理です。

Savornさんはご家庭でお母さまから習った味に、結婚式など外で覚えた味をミックスして

お料理をされるそうで、大人数分の調理もなんのそのといったご様子。

ちなみにこちらのコミュニティーファクトリーではしっかり栄養を考えた献立を考える担当の方も

いらっしゃり一か月の献立がしっかり決まっています。そして毎日給食の際にその日のメニュー

の栄養バランスを説明し、健康への意識を高めるのと同時にプレゼンテーション能力の向上という

意味も含まれているそうです。

完全に余談ですが「かぼちゃ」という言葉のルーツはカンボジアにあるらしい・・・(ほんとかな?)

今回のグラニーはなんだか活動の紹介のようなページになってしまいまいました。

正直NPOやNGO団体の活動は素晴らしいと思う反面、自分がどのように関係を持っていいものか

迷う面もあります。たまたまご縁があって単純に「SUSU」というブランドに惹かれたことが

きっかけでコミュニティファクトリーにお邪魔する機会を頂け老いも若きも強く、やわらかく、

前向きに進む女性の力はすごいなと。

出会って、触れてみて、純粋にSuSu!の気持ちを送りたいなと思いました。

色んな意味で学びの多かったカンボジアの旅。最後に素敵なグラニーにも出会えてよかったです!

Todays Granny’s 今日のグラニー

Savornさん

このコミュニティーファクトリーで働いて3年というSavornさん。
64歳とおっしゃいましたがとてもお元気でお若く、12人ものお子さんにも恵まれお孫さんもたくさんいらっしゃるそう。
家事もやりながら外でこうして働くことが若さの秘訣だと笑顔で答えてくれました。
あきらめかけていたカンボジアでお話を聞くことができた唯一のグラニー。